◆初めての高圧スプレーガン

光男  「高圧スプレー、使ったことある?」


裕太  「ないよ」

光男  「ゲゲッ・・・ (ここの高圧スプレーは水圧が高いから・・・不安!)
   ここを握ると、すごい勢いでお湯が出るから・・・しっかり両手で握ってないと、振り回されちゃうよ!
   まず、慣れるために、ちょっと、ちょっと!車から離れてっ!」

裕太  「はい、はい」

光男  「じゃあ、お金を入れて・・・スタート!」

裕太  「うわ~~っ。スゲ~」

光男  「ちゃんと持って~!!!  しっかり、握って!」

裕太  「よし、何とか慣れてきたぞ・・・」

光男  (あ~、ビックリした!俺の車にぶつかるかと思った・・・)
   それじゃあ、上から順にかけていって・・・  まず、天井、ボンネット・・・  それから、後、サイド・・・  右手を緩めれば、圧力は弱まるからね」

裕太  「おう」

光男  「最後に、下まわりとタイヤまわりだけど、これは俺がやってみせるから・・・
高圧スプレー、貸して」

  光男は裕太から高圧ガンを受け取ると、颯爽と膝を曲げ、腰を振りながら、タイヤ周りはクルクルと手首を返しながら洗い始めました。

裕太「  下まわりはしゃがんで・・・
  おお、タイヤまわりは、タイヤハウスに先を突っ込んで洗うのか・・・」

光男  「ココのは水圧が強いから、ドロがよく落ちるんだ。
   スノボに出かけた後なんか、道路の融雪剤(塩カル=塩化カルシウム)が付いてるから早めに落さないと、錆びることがあるからね

裕太  「さすが、洗車マニアは、手首の返し、腰の動きが違うね~」

光男  「ほめてる?」

裕太  「もちろん、ほめてるさ~。サイコーだよ!」

 

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