◆ボディの大敵  

 

光男  「ボディの大敵って・・・ピッチ・タールとか、鉄粉とかですか?」

 

赤城  「そうですね。  道路のアスファルトなどが原因のピッチ・タールは、付着すると塗装が変質擦る可能性もありまますし、黒いので、見た目もよくありません。

   私が考える、ボディに対する最大の敵は・・・空とは言ってもそんなに上空高くから降ってくるものではない、強酸性の物です」

 

 裕太  「えっ?」

 

赤城  「白かったり、黒かったり、小さかったり、大きかったり、大きいものはベチャッとしていて、汚くて目立つんですが・・・」

 

光男  「鳥フンですか?」

 

赤城  「そうです。  鳥フンです。

   強酸性の物は、そのままにしておくと、クリア層を破壊して、バリバリ割れたような状況になります。

   そのような状況になったら、磨きでは解決できません」

 

裕太  「どうすれば、いいんですか?」

 

赤城  「鈑金塗装しなければならないですね。

   でも、たとえばボンネットに鳥フンに侵されたアトが数カ所あっても、ボンネット全部塗り替えたりする人は少ないでしょうね。

   多くの人が、原因もわからず、放置していると思います」

 

光男  「じゃあ、鳥フンを見つけたら、すぐ取らなければならないんですね?」

 

赤城  「ええ、でも、慌ててティッシュや雑巾で強い力でこすると、キズが付くことがあります。結構キツくこびり付いたフンもありますからね。

   できれば、お湯や水をかけたり、スプレーしたりして、フンをふやかしてから、ティッシュなどで軽く拭き取るのが良いですね。

   以前、走行中にカラスに大量のフンをぶっかけられ、何が起こったのかわからず、少しパニック状態になったことがありました・・・」

 

光男  「僕は、『黄砂』も大嫌いですけど、『ウォータースポット』も大嫌いです。

   ウオータースポットは、どうしてできるんですか?」

 

 

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